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環境機器関連事業
技術職 開発 課長

1993年入社 新卒採用

愛媛県出身。大学在学中、ダイキアクシスの前身であるダイキ株式会社と愛媛大学の共同実験に参加したのをきっかけに、同学卒業後、入社。以来、浄化槽の新製品開発業務に携わっている。
※インタビュー当時の所属で表記しています。

よりハイスペックな製品を
市場に投入するために。

浄化槽は一般の方にはなかなか馴染みのない商品ですが、河川や海などをきれいに保つために必要不可欠なものです。そして浄化槽といえども、処理の高度化やコンパクト性などを求めて一定の周期で新製品を開発する必要があります。浄化槽の開発は着手から製品化まで4〜5年かかります。市場や行政の動向を調査するところから始まり、試験装置を用いて日々データや処理状況を確認し、その中で構造や仕様を固めて図面を作成し、第三者機関の試験に合格する必要があります。その後、さらに有識者委員会や国などの各種許認可を取得して新製品発売となります。

よりハイスペックな製品を<br /> 市場に投入するために。

1日のスケジュール

7:30
出社
8:00
当日業務の確認
8:30
課内ミーティング
9:00
メール対応
10:00
各業務のサポート及び打ち合わせ
11:30
昼休憩
12:30
問い合わせ等の対応
13:30
他部署との打ち合わせ
14:30
各業務のサポート及び打ち合わせ
16:30
メール対応
17:30
各業務の進捗チェック
18:00
明日の業務のチェック
18:30
退勤

漬物や酒造りと同じ。
見て触った感覚を
研ぎ澄ます。

浄化槽開発には生物、電気、機器、構造等さまざまな分野の知識が求められますが、数値などで表せない“経験”に頼る部分が大きいのも事実です。たとえるなら漬物や酒造りにも似ています。浄化槽の中を見て、どのくらい水がきれいになっているか、水の状態を見て何を察知するか。微生物を捕って顕微鏡で見て、何を感じるか。多くの書籍や資格があり、それらからの知識取得は必須ですが、それと同じくらい実際にものを見て触ってみる機会を多く持つことが大事です。この経験値の取得は時間のかかることですので、今後の会社を背負ってくれる若手に早く技術継承し、開発部を引っ張っていってもらえる人材に育て上げたいと思います。

粛々と仕事を進める中で<br /> 成長を感じる意外な瞬間。

粛々と仕事を進める中で
成長を感じる意外な瞬間。

浄化槽の開発は道のりが長く、途中でモチベーションが続かなくなるところがあります。達成感は最初の頃、まだ形が全然見えないものから少し見えてきたという時がピークで、後は粛々と進めていく感じです。意外かもしれませんが、許認可における審査の時にもそれなりに醍醐味があります。有識者の方々等から問答があるのですが、最終的に認められた時は手応えを感じる瞬間です。特に若い人は自ら気付かないままスキルアップしていった結果、有識者の方々と話を進めていく中で自身のレベルが上がったと感じるのではないでしょうか。社内ではあくまで先輩後輩の関係が続きますので、そういった第三者との関係の中で自分のスキルを計るいい機会にもなると思います。

これからの目標は
技術継承と英語力アップ!

入社以来、ずっと開発の仕事をしてきました。今年で27年目になります。今後、会社が継続していくためには若い人にバトンを渡していかなくてはいけません。今の若手が開発部を引っ張っていってくれるようになるために、積極的に技術継承をしたいと思います。個人的には、昨年2回ほどインドで仕事をした際に英語力のなさをつくづく痛感しましたので、多少コミュニケーションが取れるようになっていたいと思います。ここ数年で海外での仕事も増えてきました。ちょうど息子が中学生になるので、息子と一緒に中学校の教科書から勉強し直したいと思います。

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